2021.08.17 見る

映像学科卒業生の鹿野颯斗さんが企画展「手つかずの庭」を開催しております


映像学科卒業生の鹿野颯斗(かの・はやと)さんが企画した企画展「手つかずの庭」が8月14日より宮城県石巻市内3つのアートギャラリーを会場に開催しております。またこの企画展には卒業生も多く出展しております。 ご来場の際は混雑を避ける、マスク着用、手指消毒等の感染予防対策をしっかりと行い、会場側の指示のもとご鑑賞ください。

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「手つかずの庭」

会場:石巻のキワマリ荘 〒986-0822 宮城県石巻市中央2丁目4−3
   ART DRUG CENTER 〒986-0822 宮城県石巻市中央1丁目2−7
   THE ROOMERS’ GARDEN 〒986-0822 宮城県石巻市中央1丁目8−8
会期:2021年8月14日(土)~ 9月26日(日)まで開催期間中の土曜日及び日曜日

出展者(順不同)
【石巻のキワマリ荘】鹿野颯斗(映像学科卒業)/ SoftRib(版画コース卒業)
【ART DRUG CENTER】大槌秀樹(大学院実験芸術領域修了)/ 後藤拓郎(洋画卒業)/ 根本裕子(大学院工芸領域修了)/ かんのま子(映像学科卒業)/ 光藤さくら(映像学科卒業)

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「手つかずの庭」
散り散りになったモノたちが別々のリズムを刻んでいる雑然とした空間。そんな手つかずの庭のような状態 をいかにして肯定できるだろうか。震災について考えさせられ、街のために何ができるかと問われ続けてき たこの地で一番重要なことは、そういったことに囚われずに、当事者か非当事者かも関係なく活動できる空 間を作ることではないのか。そのためには、この街で生まれたいくつもの線(意味)を紐解いていく作業を とおして、雑然としたまとまりのない庭(空間)を作る必要があるのかもしれない。

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「3つのギャラリーのなりたち」
 震災から10年が経ち、石巻の街中はたくさんの人々や地域からの助けにより、以前のような生活を取り戻しつつあります。2017年に開催された「リボーンアートフェスティバル」を契機に、美術家・有馬かおるが設立した「石巻のキワマリ荘」の出現から4年が経過し、「石巻のキワマリ荘」周辺の「旧市街地」と呼ばれるエリアには2019年にはキワマリ荘の代表を地域に住む作家に継承した有馬かおるが、新しく光州ビエンナーレ出展作家である守章と共同主宰する「ART DRUG CENTER」、2021年には若干20歳の作家・平野将麻が主宰の「THE ROOMERS`GARDEN」の2つのギャラリーが設立されました。

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手つかずの庭